ふぇいすブログ
理解力・読解力の前に
授業をしていて、毎回感じることだが、
何度も同じことを言っているのに、一向に覚えていない生徒がいるということだ。
勉強でも何でもそうだが、
ある事柄を覚えて、それを応用して次の事柄を理解できるようになる。
前回の授業で習ったことを前提にしているのだが、
次のことを教えても理解できないのは
前のことを忘れているからだ。
保護者の方々と話すと、「子どもに読解力や理解力がない」と嘆かれることが多いが、
実は、読解力の前に、
授業を聞いていない、または聞けていないのである。
「読解」や「理解」の前に、
「人の話を聞いていない」、「授業を聞いていない」という問題がある。
少子化時代の子どもたちは、保護者に家庭でじっくりと話を聞いてもらえる。
親は一対一で子どもの目を見つめて話ができる。
しかし、集団指導の授業では、
子どもたちは、いったい誰に向かって話しているのかわからないようだ。
講師が教卓から話していても、自分に話しかけられているとは思っていないため、
前で話している人の言葉は耳に入ってこない。
授業中、他の生徒が間違った解答を言っていたとしても
自分のこととして修正ができない。
すでに講師や他の生徒が発した英単語を全く聞いていないので、
自分が解答する番がきても読めなかったり、わからなかったりする。
集団授業の良い点は、授業全体を聞くことができることだ。
自分が当てられたときの問題だけ習得するのではとても非効率だ。
他人の失敗から自分の実力にできる機会をなくしている。
(得てして、人が間違う問題は自分も間違いやすいのだ。練習している間は、間違った方がよく身につくのだよ)
塾の授業は、学校の授業に比べて時間が少ないため、
授業中は大切 かつ、必要なことしか講師は話さない。
一言一句、聞き漏らしのないように授業を受けてほしい。
そして、その日に聞いてきたことを忘れないようちに宿題をすると
実力が少しずつ付いてくる。
これは単純で、また間違いのない事実である。
ぜひ今日から実践してください!
毎週土曜日3時より「入塾時学力診断テスト」を実施しています。
テスト結果を踏まえて、4時から保護者の方へ当塾の学習指導方針・入塾説明、
今後の進路・学習相談を行っています。
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